tritask-sta
Tritask のオレオレ実装です。
コンセプト
- 秀丸エディタから使いたい
- ルーチンタスクと区切りタスクは外せない
- 日付操作(例:n日後に設定)や記入の省力化は出来るだけ行いたい
- 見積もりやセクションといった本格的な機能は要らないから、極力シンプルなフォーマットが良い
システム要件
- Windows 7+
- Python 3.6
- 秀丸エディタ
- 動作確認を行っているのは V8.69
- 古いバージョンだとマクロが動作しないかもしれません
インストール
- (1)環境の準備
- 上記システム要件を全て満たしてください
- Python インストール方法など詳細は割愛します :sweat:
- (2)入手
git clone https://github.com/tritask/tritask-sta
などで一式をダウンロードする
- (3)秀丸エディタの設定
- tritask.mac をマクロ登録する
- (4)データファイルの準備
- .trita ファイルを新規する(空ファイルなり サンプル 使うなり)
- (5)秀丸エディタの設定(無くても良いがあると便利)
- tritask.mac を「キー割り当て」や「ツールバー」から素早く呼び出せるようにする
- trita ファイル用の強調表示設定を適用する
- その他 > ファイルタイプ別の設定 > 設定の一覧
- 適当な設定をコピーして trita 用設定をつくる
- 秀丸エディタで trita ファイルを開き、trita 用設定を選んだ後、trita.hilight を強調表示設定として読み込む
使い方
tritask.mac マクロを実行するとメニューが表示されるので、実行したい操作を選択します。
詳細については各ドキュメントを参照してください。
ドキュメントなど
強調定義ファイル trita.hilight について
秀丸エディタ上で trita ファイルを見易く&扱いやすくするために、専用の強調定義ファイルを用意しています。
出来ること:
- 各種文法のハイライト表示
- 属性(繰り返しの
rep:1
など) - 未完了タスク
- 開始中タスク
- 土曜日を青色で、日曜日を赤色で表示
- 属性(繰り返しの
- 見出し(
--
を含む行)のサポート- 強調表示
- 秀丸エディタの「次(前)の見出しに移動」も使えます
FAQ
Q: タスクの新規/コピー時にカーソル位置がずれたり余分な空白が入ったりします
秀丸エディタの 自動インデントをオフ にしてください。
- ファイルタイプ別の設定 > 体裁 > インデント > 自動インデント のチェックを外す
Q: なぜかタスク操作が成功しません(黒い画面が出るだけで何も起こりません)
秀丸エディタ上での表示が折り返されていないか を確認してください。
折り返されている場合、tritask.mac が正常に動作しないため、このような動作になります。折り返されないように、行の文字数、ウィンドウ幅、折り返し設定などを変更してください。
以下は正しくない例です(15文字で折り返す設定の場合)。
2 2017/09/16 Sat タ
スク1
2 2017/09/16 Sat タ
スク2
2 2017/09/16 Sat タ
スク3
折り返された結果、「スク1」「スク2」のように不正な行が発生してしまっています。こうなると tritask.mac は正常に動作しません。
以下は正しい例です(折り返しがありません)。
2 2017/09/16 Sat タスク1
2 2017/09/16 Sat タスク2
2 2017/09/16 Sat タスク3
Q: リファレンス機能でリファレンスが開かれません
上記と同様の原因です。秀丸エディタ上での表示が折り返されていないか を確認してください。
特に過去タスクのリファレンスを開く場合、そのタスクより上にあるタスク行のどこかで折り返し(による余分な行)が発生していないか を確認してみてください。
(詳しい話をしておくと)リファレンス機能は、helper.py に対して「N行目のタスクが持つリファレンスを開いてください」という風に命令を与えているのですが、折り返しにより余分な行があると、行数指定 N の位置がずれてしまい、このエラーが生じます。
Q: --report
というオプションがありますが、これは何ですか?
tritask-sta の中でも特にオレオレ(作者自身が使うことしか考えてない)な集計機能です。trita ファイルの終了済タスクを集計した結果をファイルに保存します。
trita ファイルと同じディレクトリに以下が生成されます:
report_daily.md
report_monthy.md
report_hourly.md
ファイルの中身例を以下に示します(monthlyを例に):
# Monthly
All 11 keys.
- 2018/05 : 166 Tasks, Total:36.6[H], Avg:13.2[M]
- 2018/04 : 737 Tasks, Total:152.9[H], Avg:12.4[M]
- 2018/03 : 719 Tasks, Total:181.5[H], Avg:15.1[M]
- 2018/02 : 678 Tasks, Total:161.9[H], Avg:14.3[M]
- 2018/01 : 609 Tasks, Total:133.2[H], Avg:13.1[M]
- 2017/12 : 752 Tasks, Total:157.3[H], Avg:12.5[M]
- 2017/11 : 728 Tasks, Total:167.2[H], Avg:13.8[M]
- 2017/10 : 500 Tasks, Total:106.1[H], Avg:12.7[M]
- 2017/09 : 728 Tasks, Total:172.4[H], Avg:14.2[M]
- 2017/08 : 441 Tasks, Total:107.2[H], Avg:14.6[M]
- 2017/07 : 227 Tasks, Total:58.5[H], Avg:15.5[M]
こんな具合に日毎、月毎、時間帯毎の集計を保存します。
Q: Start Task などの操作をショートカットキー一発で呼び出すことはできますか?
一部操作のみ v1.6.1+ にて対応しました。
設定手順:
- (1) tritask_cmd_start.mac や tritask_cmd_end.mac をマクロ登録する
- (2) 1 に対してキー割り当てを割り当てる
- 例: PageUp に tritask_cmd_start を、PageDown に tritask_cmd_end を
利用方法:
- キー割り当てにて割り当てたショートカットキーを押す
制約事項:
- tritask_cmd_XXXX.mac は tritask.mac と同じフォルダに置く必要がある